FLOWERS in my LIFE

毎日の暮らしの中にあるトキメキ、今日も見つけよう!~お家が大好きな主婦による、ごく普通の毎日を綴るブログです。

優しい流産(7)~流産の日~

~これは、私が妊娠してから自然流産するまでの記録です。悲しみとしてではなく、幸せな経験として、自分の心に優しさを運んでくれた経験として、流産の記録を書きます。~

 

外が明るくなり、夜が明けました。7時位に夫が起きだし、起きられない私にリンゴジュースを温めたものを持って来てくれました。8時になると夫とはなびがお散歩に行き、私は動くと痛いのでじっとしていました。9時頃、少し痛みが治まったので今のうちとばかり、起き上がってリビングへ降りていきました。

実はこの時流産が終わって痛みが和らぎ始めたのですが、まだ私はその事に気付いておらず、これから痛みが本番を迎えるのだとばかり思っていました。これからに備えようときちんと朝食を食べ、夫に「今動けるから、今病院へ連れて行って。」とお願いしました。何とか簡単に化粧を済ませた時、何かどろっとした大きな塊が出てきたのがわかりました。

 

土曜日で道路が少し混んでいて、午前中の診察になんとか滑り込んだような感じでした。すぐに診察台に寝かせられて、一瞬「イタッ!」と思ったらもう診察は終わりでした。いつもサバサバしている看護師さんが優しくて、心配してもらえた事に心を和ませながら隣の診察室に移りました。

「はなのさん、大変でしたね。痛かったね。子宮の中はきれいでしたよ。手術は必要ありません。」

と先生に言われ、私はあっけに取られて先生を見つめました。

「え?私流産終わっているんですか?」

私は拍子の抜けた質問をしました。

「はい。だから痛かったんですよ。」

「はあ…。あ、でも赤ちゃんはどこに?出てきてないですよ。」

「膣の中に引っかかっていました。見ますか?」

そう言って、先生は薬品の中に漬けられた赤ちゃんを見せてくれました。赤ちゃんは小さいプラスチックの容器に入っていて、血も付いていなくて、薬品にぷかぷか浮いていました。

はっちゃん、あなたこんな姿だったのね…

と心の中ではっちゃんに挨拶し、お別れしました。

「案外きれいなんですね。」

と私は先生に感想を伝え、写真を撮らせてもらいました。赤ちゃんは色々な検査があるので、これでお別れでした。私は1週間分の子宮収縮剤だけ処方され、診察の予約をして待合室に戻りました。待合室で待っていた夫に流産が終わっている事を言うと、夫は驚いてすっかり気が抜けてしまいました。

「なんとまあ…」

と二人で声を揃えて笑い合いました。そして、このタイミングで出て来てくれたわが子に心から感謝しました。

私は人より何百倍も怖がりです。だから落っこちないように膣の中に残っていてくれたのだろうし、もし流産が一日ずれても夫は仕事を休めなかったのです。こうやって、夫とはなびと私の三人だけで乗り越えられた事が本当に有難く、誰にも迷惑をかけずに済んで、なんてはっちゃんは賢い子だろうと言いながら帰りました。