FLOWERS in my LIFE

毎日の暮らしの中にあるトキメキ、今日も見つけよう!~お家が大好きな主婦による、ごく普通の毎日を綴るブログです。

優しい流産(6)~自然流産の症状~

~これは、私が妊娠してから自然流産するまでの記録です。悲しみとしてではなく、幸せな経験として、自分の心に優しさを運んでくれた経験として、流産の記録を書きます。~

 

夫が仕事を終え帰宅すると、私は夫の顔を見るなりまたわーんと泣き出しました。夫はあまり泣いた事がない人です。でもこの日、二人で寄り添ってたくさん泣きました。泣いている間中、はなびが私たちの膝に乗って、二人の涙を全部舐めてくれました。ベッドに入ってからも、私が泣く度に夫は抱きしめて一緒に涙を流してくれました。

 

夫が泣いたのはこの日だけです。きっと、私とはなびの為に涙を切り上げてくれたのでしょう。私はその後も度々泣きましたが、私が泣く時はいつもそばに来て私をさすってくれるか抱きしめるかしてくれました。

 

翌朝、私はいつもと同じように授業をしました。そして万が一の事を考えて、来週分の授業のプリントを印刷し、自習が出来るように準備してから帰りました。

家に帰ってトイレに行くと、出血が始まっているのがわかりました。覚悟はしていましたが、血を見ると本当に切ない気持ちでした。

 

病院に電話で確認すると、出血が始まっても直ぐには流産にならないとの事でした。血液の色と量と塊があるかどうか聞かれました。私の場合はまだ出血の量も大したことはなく、塊も出ていませんでしたので、取り合えず予定通り翌日の診察でどうなるか見ましょうという事になりました。万が一出てきてしまった場合は、生理の時と同じような対応をしてくださいと言われました。

 

夜になるにつれ、痛みが増してきました。生理痛のような感覚です。これからもっと痛くなるのかと思うと、不安も増しました。

「手術は早くても月曜日なのに、金曜日から出血が始まって手術まで持つだろうか?」

「自然流産は一体どの位出血して、どんな痛みを感じるのだろうか…?」

分からない事だらけで、インターネットで検索し始めました。すると後から後から不安になる情報ばかりが出てきます。

「出血がひどくてトイレや風呂場に行かなくてはならない」や、

「激痛で大変」などの文字に、私は驚いてしまって、検索する事をやめました。そして自分に起こる事は自分が乗り越えられる分だけ、と考え直し、自分の体に耳を傾ける事にしました。

 

夜の10時を回った頃には、もう歩く事も厳しくなってしまいました。夫に支えられて何とか二階の寝室に向かい、いざという時の為にバスタオルをベッドに敷いて横になりました。

その晩は、痛みで眠れませんでした。夜中にトイレに二回起き、何とか自分で行って帰って来ました。出血は痛みの割にひどくはありませんが、便器の中は赤く染まるような感じでした。

「まだこの位か…」と思う位の余裕がありました。子宮が痛いと腸を刺激されるようで、私は流産の最中、便秘解消を試みて成功し、満足しながらベッドに戻りました。

 

明け方、私はベッドの上で流産しました。だからこの晩、私は痛かったはずなのに「痛かった」という記憶がありません。確かに痛くて真っすぐ歩けなかったのに、夫が横で静かに眠りながら私のお腹にずっと当ててくれていた手がすごく温かかった事、はなびの寝息がとても可愛かった事が、私の心に愛を与え続けてくれていました。自分がしみじみと幸せだと感じて、苦しいのではなく、幸せが嬉しくて静かに泣きました。心が穏やかだったから、痛みをあまり感じなかったのかも知れません。