FLOWERS in my LIFE

毎日の暮らしの中にあるトキメキ、今日も見つけよう!~お家が大好きな主婦による、ごく普通の毎日を綴るブログです。

優しい流産(3)~妊娠発覚から流産宣告まで~

~これは、私が妊娠してから自然流産するまでの記録です。悲しみとしてではなく、幸せな経験として、自分の心に優しさを運んでくれた経験として、流産の記録を書きます。~

 

尿検査で「陽性」が出た後、胎嚢の確認まで順調でした。初めてエコー写真を見せてもらった時、あまりにも小さい点で驚いてしまいました。こんな小さな点から、人の形になり、生まれて、成長して、大人になるなんて…命ってすごいのだと感じたことのない神秘を味わいました。エコー写真を食い入るように見つめていた夫の横顔が目に焼き付いています。

 

「次回は心拍を確認しましょう。」と言われ、7週目に診察を予約しました。でも7週目に病院へ行ったとき、心拍は確認できませんでした。

「5日にもう一度来てください。そのとき心拍が聞こえなければ、流産の可能性があります。」

「流産の可能性はどのくらいあるのですか?」

「今は可能性は半々です。ゆっくり成長している可能性もあります。そういうケースも多いですよ。」

 

そんな会話をしました。その時一番最初に頭に浮かんだのは「私たちの子どもだからゆっくり育っているかもしれない。」という希望でした。でも、虫の知らせでしょうか。私は妊娠してからずっと、素直に喜べなかったのです。最初から頭の中に「何があっても受け入れなくてはならない。」という言葉が浮かんでいました。

 

その日は午前中仕事の夫と、ショッピングビルで待ち合わせてお昼ごはんを一緒に食べることになっていました。それまで時間があったので、私はふらふらと駅のカフェに入ってココアを飲みました。色々な事が、頭の中を駆け巡っていました。

「私のせいなのだろうか…私の体がいけないのだろうか…この子はお腹の中で居心地が悪くて苦しい思いをしているのだろうか…私の生き方が悪かったのだろうか…」

私は自分の事を悪い母親だと思いました。何度も何度も、お腹の赤ちゃんにごめんねと心の中でつぶやきました。

私は家庭環境が複雑な中で育ちました。父にも母にも批判的に生きてきたことが、心に培ってしまった怒りがあったことが、今この子の命を奪っているのではないだろうか。だとしたら、私はなんて悪い母親なのだろう。

 

でも、あと5日ある。色々な後悔と一緒に、私は前を向きました。くよくよしている場合ではありませんでした。5日間しかないのですから。この5日間を宝物のような時間にするんだ、そう決意して私はカフェを出ました。