FLOWERS in my LIFE

毎日の暮らしの中にあるトキメキ、今日も見つけよう!~お家が大好きな主婦による、ごく普通の毎日を綴るブログです。

『お姫さまとゴブリンの物語』あらすじ

わたしがお勧めする児童文学を紹介します。(あらすじはネタバレなし)

 

第6回 『お姫さまとゴブリンの物語』 作・マクドナルド

【主な登場人物】

・アイリーン姫…山の上にある立派なお屋敷に住んでいる小さなお姫さま。顔立ちは美しく、心優しい。

・カーディ…山の中でお姫さまを助ける。家族想いの勇敢な少年。

・ルーティ…お姫さまの乳母。悪気はないが少しヒステリック。

・ゴブリンたち…地下を住処にしている生き物。城を乗っ取ろうと企んでいる。

・おばあさま…お屋敷の塔に住んでいる不思議な女性。お姫さまにしか見えない。

【あらすじ】

昔、大きなお屋敷に、可愛い小さなお姫さまが住んでいました。ある日、乳母とお姫さまは森の中で道に迷ってしまいます。森の中にはたくさんのゴブリンが潜んでいました。そのとき、乳母とお姫さまの目の前に現れ、助けてくれたのが鉱夫の少年カーディでした。カーディは山の鉱山でお父さんと働く勇気ある少年です。カーディは鉱山でゴブリンたちの企みを知り、やがてたくさんの人と力を合わせお姫さまを守るため、ゴブリンと戦うことになるのでした。また、お姫さまはお屋敷の高い塔に住む、おばあさまと名乗る不思議な女性に出会います。お姫さまを守るため現れたというおばあさまは一体何者でしょうか。

【感想】

この本を書いたのはジョージ=マクドナルド。彼はルイス=キャロルと同じ時期にイギリス児童文学に貢献した作家です。日本でもたくさんの作品が翻訳されています。彼の物語は不思議な雰囲気を感じさせますが、『お姫さまとゴブリンの物語』も現実と夢とが交差したような、人をどこか不思議な気持ちにさせるような部分があります。カーディは現実の世界でお姫さまを助け、おばあさまは精神世界のような場所からお姫さまを守っています。挿絵も大変美しいのですが、ゴブリンたちの不気味な様子もよく伝わってきます。ゴブリンの女王陛下の足の秘密がわかったときは、私はぞっとしてしまいました。お話の最終局面では、ゴブリンと人間の戦いになっています。すこし残酷で不気味な感じも受けますが、それは子どもに汚いものを隠すようなことを避け、夢物語の中にもきちんと真実を伝える作者の作風だと思います。翻訳を脇明子さんがされていますが、優しく子どもに語るような文体です。ストーリーが面白いので、冒険が好きな方におすすめです。